もやし生産にかかる表示ガイドライン
3.推奨する表示について
ここでは、表示の必要のない項目のうち、表示したほうが消費者のためになるとした項目を表示したり、もやし生産が農業であることを理解してもらうための言葉遣いをしましょうということにしました。
(1)種子の種類を表示するようにしましょう
(例)
もやしの種子 | 緑豆 |
種子 | ブラックマッペ |
原料種子 | 大豆 |
もやしは、使用する種子によって特徴に違いがあります。
ですから、使用した種子の名称を表示することを推奨するとしました。
また、製造業に分類されていたときには「原材料」という言葉を使用していましたが、野菜の種子という意味合いの言葉遣いをするようにしましょうということにしました。
(2)「生産」という言葉を使うようにしましょう
(例)
生産者 |
東京都足立区千住仲町40番地 株式会社モッピー |
もやし生産が製造業とされていたときには「製造者」や「製造年月日」という言葉を使用していましたが、もやし生産は農業、もやしは農産物であるので、これらの表現は適当ではないとし、「製造」ではなく「生産」という言葉遣いをするようにしましょうということになりました。
(3)加熱して食してもらうような表示をしましょう
(例)
加熱調理用 |
加熱してお召し上がりください。 |
もやしはもともと加熱して食べるということを前提にして生産している野菜です。
消費者のみなさんに美味しく召し上がっていただくために、このことを表示するようにしましょうということにしました。
(4)保存方法の表示をしましょう
(例)
10℃以下で保存すること |
要冷蔵(10℃以下) |
消費者のみなさんに美味しいもやしを届けられるように、このことを表示するようにしましょうということにしました。
(5)アレルギー物質を含む場合にはその表示をしましょう
(例)
大豆もやし |
本品は大豆もやしと共通の設備で生産しています。 |
大豆は、食物アレルギーを引き起こすことがあります。
消費者のみなさんの安全のために、大豆もやしや大豆が混入する可能性がある場合には、このような表示をしましょうということにしました。